歌配信専用のマイクはある?
なるべく安くマイクを買いたい!
配信を始めようと思っている方や機材の買い替えを検討している方にとって、どのマイクを使うかは悩むポイントの1つです。Amazonや楽天で検索しても、価格に関してはピンキリです。
そのため「色々なマイクが出ているけど、高いものを買わなければいけないのか」「どんなポイントで選べばいいのか」など、マイク選びは難しいと感じる人も多いかと思います。
そこで本記事では、マイク選びのポイントとともに、約1万円で買えるゲーム/歌配信におすすめのマイクをまとめました。
ゲーム/歌配信に適したマイクを選ぶポイント
本項目は上記動画でも解説されているため、是非ご覧ください。
「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の違い
項目 | コンデンサーマイク | ダイナミックマイク |
---|---|---|
拾う音 | 音を拾える範囲が広い | 音を拾う範囲が狭い |
音質 | いい傾向 | コンデンサーには負ける |
耐久性 | 振動や湿気に敏感 | 高い |
値段 | 比較的高め | 低価格 |
マイクには「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」という2種類があります。
「コンデンサーマイク」は、音を拾える範囲が広く、低い音から高い音までクリアに撮ることができます。そのため、ダイナミックマイクよりも音質がいい傾向にあります。一方で、振動や湿気に弱く、値段が比較的高めです。
「ダイナミックマイク」は、音を拾う範囲が狭く、音質も「ダイナミックマイク」には負けることが多いです。耐久性は高く、値段も「ダイナミックマイク」と比較すると低価格な傾向があります。
メリット/デメリット
メリデメ | コンデンサーマイク | ダイナミックマイク |
---|---|---|
メリット | ・拾える音の範囲が広い (様々な音が撮れる) ・音質がいい傾向にある | ・声以外の余計な音やノイズを拾いにくい ・耐久性が高い ・低価格で購入可能 |
デメリット | ・空調やPCタイピングの音も拾ってしまいやすい ・耐久性が低い(丁寧に扱う必要がある) ・値段が張る | ・音質はコンデンサーマイクに負ける |
「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の特徴は先述のとおりですが、拾える音の範囲が広く、音質のいい「コンデンサーマイク」の方が良いとは限りません。
それぞれのマイクのメリットとデメリットを知り、目的に合わせて選ぶ必要があります。
「コンデンサーマイク」は、高低様々な音が撮れ、音質が良いというメリットがありますが、音を拾いやすい分、配信環境でのノイズも拾ってしまいやすいというデメリットがあります。
一方の「ダイナミックマイク」は、音質こそ「コンデンサーマイク」に劣るものの、余計なノイズを拾いにくいというメリットがあります。
指向性
マイクの指向性:「全指向性」と「単一指向性」の違い
項目 | 特徴 |
---|---|
全指向性 (無指向性) | ・全ての方向からの音を同じ感度で拾うことができる ・会議など、色々な方向からの声などを録音したい時に使う ・周囲の雑音も拾いやすい |
単一指向性 | ・1つの方向からの音を拾う用に作られている ・マイク前面からの音のみを拾うため、雑音が入りにくい ・ハウリングが起こりにくい |
マイクには、先述の種類のほかに「指向性」という観点があります。「指向性」を確認することで、どの方向からの音を撮ることに適しているかが分かります。
「全指向性(無指向性)」は、全方向からの音を同じ感度で拾ってくれます。会議など、様々な方向からの音を録音したい時に便利です。様々な角度からの音を同等に拾うため、周囲の雑音も拾いやすいというデメリットがあり、音楽ライブなどには向きません。
「単一指向性」は、1つの方向からの音を拾う用に作られているマイクです。マイク前面からの音のみを拾うため、雑音が起きにくいです。音楽ライブなどで使われるマイクはこちらにあたります。
配信に使用するマイクとしては、一つの方向の音を拾う「単一指向性」のマイクがおすすめです。
【約1万円】ゲーム/歌配信におすすめのマイク3選
項目 | ①audio-technica 「AT2020」 | ②AKG 「P120」 | ③SHURE 「SM58」 |
---|---|---|---|
種類 | コンデンサー | コンデンサー | ダイナミック |
指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 |
値段 | ¥12,980 (税込) | ¥12,800 (税込) | ¥15,400 (税込) |
商品特徴 | ・有名配信者も使用 ・全世界での累計販売100万本越え ・コンデンサーマイクらしい自然な音質で撮ることができる ・国内メーカーの商品 | ・名門マイクブランド「AKG」 ・①と音質は大差なく、クリアに撮れる ・音質を微調整できるスイッチ付 | ・ライブハウスや音楽スタジオなどには必ず置いてあるど定番マイク ・音質はコンデンサーマイクに劣る ・配信に載せるには充分な音質で撮れる ・とにかく頑丈 |
配信に適している「単一指向性」マイクのなかでも、約1万円で購入することができる上記3商品がおすすめです。
audio-technica「AT2020」
「AT2020」は、全世界で累計100万本以上の販売実績を誇るベストセラーマイクです。
国内メーカーの商品で、コンデンサーマイク初心者によくおすすめされている商品になります。
AKG「P120」
「P120」は、AT2020と大差ない音質でクリアに音を撮ることができます。
AT2020との違いは、音質を微調整できるスイッチがついていることです。このスイッチ調整によって、エアコンなどのノイズを低減できるだけでなく、マイクからの距離差を抑えて撮ることができます。
SHURE「SM58」
③の「SM58」はダイナミックマイクのため、声以外の音を配信に載せたくない人におすすめです。
音楽スタジオなどには必ず置いてあるど定番マイクで、配信に載せるのに充分な音質で撮ることができます。
また、耐久テストとしてグリルで焼いている映像が公開されているほど、とにかく頑丈な商品です。
ゲーム/歌配信に適した約1万円のおすすめマイク3選まとめ
- マイクには「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の2種類がある
- 音質や拾える音の範囲は「コンデンサーマイク」に軍配があがる
- 「ダイナミックマイク」は音質こそ劣るものの、ノイズを拾いにくいというメリットがある
- マイクの指向性を確認することで、どの方向からの音を撮ることに適しているかが分かる
- 配信に使用するマイクには、一つの方向の音を拾う「単一指向性」がおすすめ
配信に使うマイクは「単一指向性」のなかから探すのがおすすめです。
ゲーム/歌配信をする配信環境(ノイズ有無)や、どの程度の音質を求めるかなどによってどの種類のどの商品が良いのかが異なります。
配信に使うレベルであれば、先述の3つはハズレなしのため、是非候補の1つとして検討してみてください。
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