宅録したい!
必要な機材は?
おすすめマイクは?
歌ってみた配信を始めようと思っている方のなかには、スタジオを借りずに自宅で収録したいと考えている方も多いのではないでしょうか。実際、予算があまりない歌い手さんのほとんどは自宅収録(宅録)をしています。
いまや日本中で有名なアーティストであるAdoさんも、自宅のクローゼットの中にレコーディング機材を持ち込んで録っていたと言われているくらいです。
そこで本記事では、歌ってみた配信を自宅で収録するために必要な機材、自宅収録の環境づくり/注意点をまとめました。歌ってみた配信に興味がある方は是非最後まで記事をご覧ください。
歌ってみた配信を自宅で収録するために必要な機材
本記事の一部の内容については、上記動画でも解説されております。是非併せてご覧ください。
機材一覧と想定価格
必要機材 | 使用用途 | 想定価格 |
---|---|---|
マイク | 歌声を録音 | 1万円前後 |
オーディオインターフェイス | PCに格納 | 1万円〜 |
音声収録ソフト | 音声を録音 | 無料 |
自宅で歌ってみたを収録するのに最低限必要な機材としては、上記3つが挙げられます。
それぞれのおすすめ商品などは後述しますが、歌ってみた配信に必要なレベルの機材を揃える場合、マイクで1万円前後、オーディオインターフェイスで1万円以上(最低1万円)は考えておくことがおすすめです。
マイク
マイクは、歌声を録音するために必要な機材です。マイクについて詳しくはこちらの記事でまとめていますので、購入を検討されている方はぜひ見てみてください。
マイクには色々なタイプがありますが、歌ってみた配信には単一指向性のコンデンサーマイクがおすすめです。単一指向性の方がノイズが入りにくく、コンデンサーマイクの方がクセの少ない音で撮れるため、音楽に使う際は扱いやすいです。
項目 | AT2020 | P120 |
---|---|---|
種類 | コンデンサーマイク | コンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 |
値段 | ¥12,980(税込) | ¥12,800(税込) |
商品特徴 | ・有名配信者も使用しているマイク ・全世界での累計販売100万本越えの実績あり ・自然な音質で撮ることができる ・国内メーカーの商品 ・コンデンサーマイク初心者によくおすすめされている商品 | ・名門マイクブランド「AKG」から出ているマイク ・AT2020と音質は大差なく、クリアに撮れる ・音質を微調整できるスイッチ付 ・音質を調整することでエアコンなどのノイズが低減 ・音質を調整することでマイクからの距離差を抑えて撮ることができる |
実際に売り場へ行くと様々な価格帯のマイクが販売されていますが、歌ってみた配信に使う場合は、上の記事でも紹介しているaudio-technica「AT2020」やAKG「P120」やなどの約1万円のコンデンサーマイクで品質は充分です。
マイクについては下記記事でも解説しております!
オーディオインターフェイス
オーディオインターフェイスは、録音した歌声をPCに入れるために必要な機材です。オーディオインターフェイスは1万円以下になると音質がガクッと下がる傾向があるため、安すぎる商品には注意しましょう。
項目 | YAMAHA「AG03」 | Steinberg「UR12」 |
---|---|---|
商品説明 | ・インターネット配信に便利なループバック機能 ・スタジオクオリティのプリアンプD-PRE搭載 ・音声をありのままに取り込むことが可能 | ・PC/タブレットなどで動作するコンパクトな商品 ・インターネット配信に便利なループバック機能付き ・Class-A マイクプリアンプ D-PRE 搭載 |
金額 | ¥31,500(税込) | ¥10,745(税込) |
具体的にはYAMAHA「AG03」、Steinberg「UR12」くらいのレベルがおすすめです。いずれもインターネット配信に便利なループバック機能を搭載しています。
音声収録ソフト
音声収録ソフトは、その名のとおり音声を録音するために必要なソフトです。
色々な音声収録ソフトがありますが、カラオケ音源を聴きながら声だけ録音できるソフトであれば、なんでも大丈夫です。OBDでトラックを分けて収録するのもいいですし、音声を録音したり、録音データを編集できる「DAW」のソフトを活用するのもいいですね。
DAWのソフトを購入する場合は5万円と高いものの、オーディオインターフェイスを購入した際についてきたDAWのソフトでも充分です。また、無料のDAWでも充分活用できます。
無料のDAWを使う場合は、「Studio One Prime」がおすすめです。「Studio One Prime」であれば、トラック数や時間の制限なく、本格的なオーディオ編集やエフェクト、ミキシングを無料で行うことができます。
歌ってみた配信を自宅で収録するための環境づくり
壁の防音対策
自宅で収録する際、気にしておきたいのは防音環境です。予算に余裕がある場合は、吸音材を壁に貼っておくことで壁の反響音が抑えられ、音質の良化が期待できます。
吸音材は録音する部屋一面に貼っておくのが最も好ましいですが、予算によってはマイクの近くの壁だけでも充分です。
※マイクの近くの壁に貼る場合は、マイクの裏側の壁にしましょう!
壁以外の防音対策
壁以外にも、床や家具など音を反響するものには防音対策をすることが好ましいです。
例えば、マイクの近くに固い家具がある場合は、毛布をかけることで音の反響を抑えましょう。また、床からの反響音は、防音カーペットを敷くことで防ぐことができます。
お金をかけない防音対策
上記で紹介した防音対策が予算の都合で厳しい場合は、毛布にくるまって録るという方法もあります。
夏は暑苦しいなどのデメリットはあるものの、お金のない歌い手さんもよくやっていると言われている方法です。
歌ってみた配信を自宅で収録する場合の注意点
上記動画のようなMIXを依頼する際は充分注意しましょう。
自宅で音声を収録する場合は、MIXを依頼しておいた方がよいです。
MIX師に依頼すると、『ノイズ抑制』や『反響の低減』、『音量バランス』も整えてくれるため、スタジオのような万全な環境を整えにくい自宅収録の場合は、なおさらMIX師に依頼するのがおすすめです。
※MIX師によっては技術的にできないこともあるため、まずは音声データを送って相談しましょう!
歌ってみた配信の必要機材まとめ
- 吸音材を貼ることで壁の反響音を抑える
- 防音カーペットなどで壁以外からの反響音も抑えることが望ましい
- 自宅で歌ってみたを収録するには、マイク、オーディオインターフェイス、音声収録ソフトが必要
- マイクは単一指向性のコンデンサーマイクで1万円前後の商品がおすすめ
- オーディオインターフェイスは最低限の音質を担保するため、1万円以上の商品がおすすめ
- 音声収録ソフトは、カラオケ音源を聴きつつ声だけ録音できるソフトであれば、なんでもOK
- 自宅で収録する場合はMIX師に依頼するのがおすすめ
歌ってみた配信の収録を自宅でやるには、最低限3つの機材・ソフトを揃える必要があります。
予算によっては防音環境を整備したり、MIX師に依頼するなどして、音質にこだわっていくことでよりよい配信を目指していきましょう。
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