2022年12月末、バズビデオがサービスを終了しました。23年3月末までを目途に段階的に様々な機能停止、データ閉鎖がなされます。現在では跡形もなくページが削除されています。
サービス終了理由は、違法アップロードや市場縮小など様々なことが推察できますが、真実は公表されておりません。そこで本記事では、バズビデオのサービス終了に関する考察を紹介します。
バズビデオの代わりとなるアプリも併せて紹介しているため、是非最後まで記事をご覧ください。
BuzzVideo(バズビデオ)とは
項目 | 回答 |
---|---|
アプリ名 | BuzzVideo |
運営会社 | Bytedance |
収益化 | 可能 |
DL数 | 2,000万以上 |
利用料金 | 無料 |
BuzzVideoは、TikTokとおなじBytedance社が運営する動画配信サービスです。
登録無料で1,000万本以上の動画が見放題でした。また、最新のAIを搭載し、あなたに合ったレコメンドを行ってくれることも特徴の1つです。より詳細な概要は下記記事をご覧ください。
動画投稿
バズビデオの主要機能は動画投稿です。配信ではなく、動画投稿サイトとして多くのユーザーに利用されていました。しかし、テレビの内容がそのままアップロードされたり「質」を疑問視する声は多かったです。
AI等を活用し、著作権違反の動画には厳しく取り締まりを続けていたみたいですが、Youtube同様、問題のある動画が数多く投稿されている状況でした。
ライブ配信
BuzzVideoは動画投稿サービスとして普及してきましたが、コロナ禍の在宅需要増加からライブ配信市場が拡大されたことをうけ、ライブ配信機能にも力をいれていました。
2021年には多くのライバー事務所と提携し、時給保証などを展開するなど凄まじい勢いで伸びていた記憶があります。しかし、22年には入り多くのライバー事務所は撤退し始めた事実もありました。
サービス終了スケジュール(参考)
日時 | スケジュール |
---|---|
2022年11月 | 「バズコイン」の販売停止 |
2022年12月 | 未使用の「バズコイン」払戻し方法 ご案内BuzzVideoギフティング機能の利用停止 |
2022年12月 | サービス終了 |
2023年2月まで | 過去データダウンロードの申出期間 未使用の「バズコイン」払戻しの申出期間 |
2023年3月中旬 | 未使用の「バズコイン」払戻し手続き完了 |
2023年3月 | カスタマーサポート対応終了 |
バズビデオでも、有料アイテム「バズコイン」については払戻対応が行われました。
サービス終了をするアプリの多くはこのように払戻対応を行いますが、一定期間を過ぎると手続き無効になってしまうのでご注意ください。
BuzzVideo(バズビデオ)のサービス終了理由
BuzzVideoはサービス終了に関して、下記内容を公表しております。
アプリ配信を開始して以降、より良いサービスを提供できるよう、システムの改修や新機能の導入などに尽力してまいりました。誠に残念ではございますが、市場やニーズの動向に鑑み、今後の運営方針について慎重に検討した結果、BuzzVideoはサービスを終了する運びとなりました。
出典:バズビデオ
サービス終了の核心に迫るような理由はないようにみえますが、「システム改修」や「市場」といったワードがキーポイントではないかなと思いました。
違法アップロード
前項でも少し記載しましたが、バズビデオには多くの違法アップロード動画が投稿されていました。
そのため、各方面から動画の削除要請が届いていたでしょうし、その動画すべてに対処するだけの工数も人員も不足していたのではないでしょうか。
このような状況だと、バズビデオに広告を出したいと考える企業も少なくなり、デメリットが大きいです(違法アップロードをしている動画サイトに広告を出してしまうと、その企業のイメージダウンに繋がりかねません)
売上の鈍化
広告収入や案件収入の伸びがあまりよくなかったと推察できます。
バズビデオに似たサービスとして「Youtube」がありますが、Googleの権威性のもと、多くの企業がYoutubeに広告掲載をお願いしています。
そのため、Youtubeではあれだけ莫大な収益を上げることができているのも事実です。
一方バズビデオは、Bytedance社という権威性はありつつも、バズビデオに出すくらいならユーザー満足度の高いTikTokに広告出稿したいと考える企業も多かったのではないでしょうか。
ライブ配信の失敗
バズビデオは、時給保証などの報酬キャンペーンによってライブ配信ユーザーを急激に拡大させました。さらに、多くのライバー事務所と提携し、ライバー獲得を推進しておりました。
しかし、実際に運用されていたのは半年ほどだったと記憶しています。
実際、ライブ配信においてはポコチャやBIGO、TikTokといった他アプリにユーザーが集まり、収益源であるリスナーもバズビデオにはあまり集まりませんでした。
また、他のトップアプリでも売上が思うように伸びが鈍化している状況から鑑みても、バズビデオの立場からすると非常に厳しかったと思います。
BuzzVideo(バズビデオ)の代替アプリ
バズビデオの強みであった、自由な動画投稿のプラットフォームになるとニコ生が近い気がします。一方で、著作権法など、違法すれすれな部分が好きだった方にとっては物足りなさも感じてしまうかもしれません。
また、バズビデオの機能であった「動画投稿×ライブ配信」といった観点で下記3つのアプリを紹介します。
Youtube
バズビデオの代わりになるサイトはやはりYoutubeです。
バズビデオほど、違法アップロードがないためバズビデオユーザーのニーズを完璧には満たせないと思いますが、数多くの動画が本日も投稿されています。
バズビデオを1つの動画投稿サービスとして利用していた方におすすめです。
TikTok
バズビデオと同じBytedance社によって運営されるアプリです。
昔はショートムービーを主軸とした展開でしたが、現在では1分単位の動画も多く投稿されるようになりました。ライブ配信市場にも参入し、多くのインフルエンサーが配信しています。
Pococha
国内最大級のライブ配信アプリです。
バズビデオでライブ配信をしていた方はPocochaかTikTokへのアプリ変えをおすすめします!ライブ配信市場全体として売上が下降気味ですが、ポコチャは大きく売り上げを下げておりません。
しかし、実質の毎日配信が強いられるなど、仕事のような縛りがあるため注意です。
BuzzVideo(バズビデオ)のサービス終了まとめ
- 2022年12月末、バズビデオが23年3月にサービスを終了することが発表される
- 現在、サイトやアプリはすべて閉鎖されている
- 有料アイテム「バズコイン」は払戻の対応
- サービス終了理由は市場やニーズを鑑みた総合的な判断
→違法アップロードや売上鈍化が原因ではないかと推察されている - BuzzVideoの代わりのアプリとして、YoutubeやTikTok、Pocochaがあげられる
BuzzVideoだけに限らず、多くのライブ配信アプリが売り上げ減少に悩まされています。
23年3月には、大手配信アプリのLINELIVE(ラインライブ)もサービス終了を発表しました。急激に拡大した配信市場ですが、アフターコロナの影響もあり、市場縮小する流れが進んでいくでしょう。
その際、影響をうけないように大手アプリでの配信やインフルエンサー化を目指して日々活動をしていただけますと幸いです!もし悩み等があれば、公式LINE、問い合わせからご連絡ください!
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