最近、怪しいリンクがYouTube上に出回っていることはご存知でしょうか。
そのリンクをクリックすると、YouTubeアカウントを消される、乗っ取られる、あるいはクレジットカードの情報が抜き取られると、Twitterでも話題になっています。
そこで本記事では、噂の怪しいリンクの危険度だけでなく、個人情報等の漏洩を防ぐためのおすすめセキュリティ対策をまとめました。
Youtubeの危険な設定
Youtubeでは、設定を間違えてしまうと個人情報の漏洩に繋がります。また、なかには検索履歴などの情報もYoutubeに送りたくない方もいらっしゃると思います。
そこで本項目では、Youtubeの設定でできるセキュリティ対策を紹介します。
アカウント名
YoutubeのGoogleアカウント管理をタップします。その後、GoogleにログインいただくことでYoutubeのアカウント名を変更することができます。
動画のコメント欄をみると、明らかに本名である方のコメントが散見されます。個人情報の特定に繋がりかねないため、アカウント名の設定は必ず行いましょう。
また、左画像の上部分からアカウント選択をすることができます。Youtubeでは複数のアカウントを持つことができるため、名称変更したくない方はサブアカウントを作成してみてください。
Youtubeへの情報提供
Youtubeの初期設定では、統計情報がオンになっています。ただ、こちらの項目はYoutube側の生涯解析などに使われることが多いため、アカウント名に比べると危険性は低いです。
しかし、Youtube側への情報提供に抵抗がある方はオフにすると良いでしょう。
検索履歴の保存
万が一、第三者にスマホを貸すことがあり、その際に検索履歴を見せても問題なければOKです。
検索履歴を第三者に見られたくない場合はオフにしましょう。しかし「前に見た動画みたいな」「なんて検索したかな」といったニーズが満たせなくなるため、Youtube利用の利便性は下がってしまうかもしれません。
Youtubeに危険なリンクが出回っている
危険なリンク
危険リンク:http://vask.tech
危険なリンクとして噂になっているのは、上記のURLです。
リンクをクリックすると、YouTubeのアカウントが”消される”/”乗っ取られる”/”クレジットカード情報が抜き取られる”といったリスクがTwitterでも話題になっています。
リンクは本当に危険か
こちらのリンクが本当に危険なのかというと、リンクをクリックしても、海外のアダルトサイトに遷移されるだけです。ログの解析をしても変なウイルスに感染しているわけではないため、話題になっているほど危険なリンクではないといえます。
そもそも、最新のOSやブラウザにしてウイルスソフトを入れていれば、URLをクリックしただけで情報を抜き取られることはありません。そのため、こちらのリンクをクリックしただけでYouTubeが乗っ取られることは99%ないでしょう。
ただ、個人情報を入力させる欄等に誘発され、入力および送信してしまうと個人情報漏洩に繋がるリスクがあるため、危険なリンクであることは間違いありません(下記項目で解説)
リンクよりも危険なこと
上述のように、現在のセキュリティ環境ではURLをクリックするだけで情報を抜き取られることはありません。
それよりも、怪しいデータをダウンロードしたり、フィッシングサイトでアカウントの情報を入力してしまうと、ウイルス感染や情報漏洩の危険が高いため注意が必要です。
逆にいうと怪しいURLをクリックしてしまっても、情報の入力をしなければ大丈夫なので、万が一クリックしてしまったら、焦らず一切の情報を入力しないようにしてサイトを閉じましょう。
Youtubeでおすすめのセキュリティ対策
本項目に関しては、上記動画でも解説されています!
セキュリティ強化のために今すぐできる対策として、下記の3つが挙げられます。
No. | セキュリティ対策 |
---|---|
① | PC自体のセキュリティアップ |
② | YouTubeチャンネルでURLの貼り付けを禁止する |
③ | Googleアカウントの2段階認証を済ませる |
先述のとおり、YouTubeに出回っていると話題の怪しいURLは、リンクを踏むだけではそれほど危険ではないといえます。
とはいえ、危ないリンクを踏まないに越したことはないですし、噂のリンクにかかわらずYouTubeチャンネル自体のセキュリティは強くしておくのがよいです。それぞれ解説していきます!
PC自体のセキュリティアップ
PC自体のセキュリティを保つため、最新のセキュリティソフトを入れたり、OSのセキュリティ更新を必ず行ったり、ブラウザ自体のバージョンを常に最新に保つなどを意識しましょう。
これらは最近の学校で教えているようなセキュリティの基礎となります。YouTubeに限らず影響してくるところですので、常に気をつけたいですね。
URLの貼り付けを禁止する
YouTubeは、そもそもURLを貼り付けないように設定することができます。
本設定しておくと、怪しいリンクを貼り付けないように未然に防げます。設定手順は下記になります。
画面左側から設定を開きます。または、上記のYoutube Studioを開きます。
STEP2の項目が設定から表示されない場合、Youtube Studioを開いてみてください。
設定画面の「コミュニティ」から、最下部にある「リンクをブロックする」にチェックを入れます。
この設定で、自分とモデレーター以外はURLを貼ることができなくなります。
ちなみに、一つ上にある「ブロックする単語」で、危ないリンクの文字列自体をブロックすることも可能です。とはいえ、リンクを変えられると意味がなくなってしまうため、URLの書き込み自体をブロックするのがおすすめです。
Google2段階認証
YouTubeの情報漏洩を防ぐために一番大切といえるのが、Googleアカウントの2段階認証を済ませることです。万が一IDやパスワードが外部に流出してしまっても、この設定をしておけば、第三者がログインすることができなくなります。
下記のGoogleの2段階認証案内サイトから、設定をしましょう。
>>https://safety.google/authentication/
Youtubeの危険リンク/セキュリティ対策まとめ
- Youtubeの設定を工夫することで、個人情報漏洩のリスクを軽減することができる
- YouTubeで危険と噂のリンクは、情報を抜き取られるなどの危険性はないといえる
- 最新のOSやブラウザにしてウイルスソフトを入れていれば、クリックしただけで情報を抜かれることはない
- 怪しいサイトをクリックしてしまったら、焦らず情報を一切入力せずに閉じる
- セキュリティ強化のために今すぐ下記3つの対策をすることがおすすめ
No. | セキュリティ対策 |
---|---|
① | PC自体のセキュリティアップ |
② | YouTubeチャンネルでURLの貼り付けを禁止する |
③ | Googleアカウントの2段階認証を済ませる |
YouTubeで危険と話題のリンクは、情報を抜き取られるなどの危険性はないといえます。
とはいえ、噂のリンク以外にもフィッシングサイトなどの危険は身近にあるため、YouTubeチャンネル自体のセキュリティは強くしておくのがよいです。
本記事で紹介した3つの対策は、簡単にセキュリティ強化ができるため、今すぐチェックしてみてください。
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