10代~20代前半の若者を中心に人気なTikTokには、多くの危険がひそんでいます。中でも、投稿内容によって身元がバレてしまった場合は取り返しのつかないことになりかねません。
そこで本記事では、TikTokで身元がバレる原因と身バレ防止対策方法についてまとめてみました。意外な原因やリスクが見つかるので、参考にしてみてください。
TikTokで身元がバレる原因
TikTokで身元がバレる原因を5つご紹介します。
顔出し
人気ティックトッカーのほとんどが顔出しをしていることから、顔出しをしたほうがバズりやすいと勘違いしている人も多く存在します。
そういった理由から安易に自分や家族の顔を載せてしまい、身バレにつながってしまうのです。顔出しをする行為は危険が伴うことを理解しておきましょう。
制服
学校の制服やアルバイト先の制服などを映すと、人物の特定がしやすく身バレにつながります。今では、インターネットで「〇〇学校 制服」と検索するだけですぐに画像がヒットする時代です。
なるべく私服で撮影するか、もしくはコスプレで撮影するという方法も活用してみてください。
撮影背景
意外と落とし穴なのが、撮影背景です。
例えば、家の窓からの景色や間取りなどの情報を集めて家を特定する人もいます。学校や外でも同じことが言えるので、バーチャル背景を使用するなど撮影背景には十分注意をして撮影しましょう。
特定情報
動画を投稿する際の何気ないコメント内容によっては、身バレにつながる情報が含まれていたりします。
- 駅名や地名
- 天候や気温
- イベント名
こういったエリアが特定されるような情報を投稿すると危険です。動画だけでなく、投稿するコメント内容にも気を付けなければいけません。
SNSシェア
TikTokの動画をほかのSNSや誰かにシェアすると、自分のアカウントがシェアした相手に知られてしまいます。送られてきた動画を確認すると、「〇〇さんがTikTokを使っています」というようなメッセージが表示されます。
アカウントがバレてもいい関係性であれば問題はありませんが、SNS上でシェアする場合は誰が見ているかわかりません。
身バレを防ぐには、シェアする相手を見極める必要があります。
TikTokで身元がバレたときのリスク
TikTokで身バレしてしまうと、生活や将来に支障をきたす恐れがあります。身バレしたときのリスクを4つご紹介します。
ストーカー被害
身バレしたときに一番多くて怖いのが、ストーカー被害です。
普段から身バレを防ぐ投稿を意識していなければ、簡単に住所が特定されたり最寄り駅で待ち伏せされたりします。
特に、ファンやフォロワーの中から現れたりする傾向があります。いくらファンやフォロワーであっても、人を信じすぎないようにすることも対策のひとつです。
就職不利
TikTok上で社会的モラルに欠けるような動画で身バレしてしまうと、今後の就職活動が不利になる恐れがあります。
今までにも、就職が決まった矢先にTikTok上で面接官や企業の悪口を言った動画を投稿した人が、内定取り消しになった事例もありました。
ネット検索が便利になった現代では、就職希望者がどんな人物か調べたりする企業もあります。そこでもし、自分の名前が悪いことでヒットしてしまうと不採用になりかねません。
身バレ以前の問題ですが、どちらにしても投稿内容には気を付けるべきです。
クレーム
実際に、TikTokで身バレしたことで学校や会社、一般の方からクレームがきた事例があります。
- ダンスを踊って観光地の邪魔をした
- 電車内を複数人で暴れた
- 先生が生徒に暴力をふるった
- 店員さんに不快な発言をした
いずれもクレームがくる動画の共通点は、「公共の場で非常識な行動をとった」ことです。たった1つの動画で、学校や会社を辞めなければいけなくなったり、将来に傷がつく恐れもあります。
バズリを目的とした投稿であっても、モラルやマナーには気を付けて投稿しましょう。
トラブルの元
TikTokで身バレすると、事件に巻き込まれる可能性があります。
- 最寄り駅がバレて痴漢や性犯罪に遭う
- 住所がバレて不法侵入される
- 家族の顔がバレて誘拐に遭う
- 自分の顔がバレて友人が犯罪に遭う
何気ない投稿で事件や犯罪に巻き込まれる可能性は大いにあります。身バレの恐ろしさを理解していなければ、心身に深い傷を負ったまま生きていくことにもなるでしょう。
さらに、自分だけでなく家族や友人にも迷惑をかけてしまうリスクもあるので注意が必要です。
TikTokで身元を守るための対策方法
次に、TikTokで身バレしないための対策方法をご紹介します。
顔出ししない
本人を特定する一番の手がかりは、顔出しです。
- マスク・サングラスをつける
- 顔に絵文字や加工をつける
- スタンプで隠す
- キャラクターなどを活用する
- TikTok上のエフェクトを使う
顔を隠すには、こういった工夫が大切になってきます。顔を隠せたら、次は服装のチェックも忘れないように気をつけてください。
音声加工
顔を出さずに声だけで発信している場合でも、身内や友人経由で簡単に身バレしてしまう恐れがあります。
TikTokのアプリでは、音声加工が可能なのでうまく活用していきましょう。
本名を隠す
本名は必ず避けましょう。今では、ネット検索で名前を調べると多くの情報がでてくるので本人の特定が簡単にできてしまいます。
本名とはかけ離れたニックネームなどにすることをおすすめします。
個人情報の管理
実は顔や声、名前だけでなくほかにもTikTok上では個人情報となる材料が豊富です。
- 生年月日
- 出身地
- 職業や勤務場所
- 家族構成
自己紹介として使えそうな内容ですが、これらはすべて個人情報です。TikTokのような誰が見ているかわからないネット上で、安易に公開すると身バレしやすくなります。
プライバシー設定オフ
TikTokには、身バレを防ぐための”プライバシー設定オフ”という機能があります。
- プロフィール画面へ移動
- 右上の三本線マークをタップ
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 「プライバシー」をタップ
- 「あなたのアカウントをおすすめ表示」をタップ
- 一番下の「リンクを開いたあるいは、あなたにリンクを送ったユーザー」をオフにする
この手順通りにすすめていくと、動画をシェアしたときに自分のアカウントが表示されなくなります。つまり、身バレを防いで身内やSNSに拡散することが可能になるので、おすすめです。
ペアレンタルコントロール機能
ペアレンタルコントロール機能とは、保護者が未成年者の子どもを犯罪やトラブルから守るためにつくられた保護者管理機能です。
- TikTokの使用時間の管理
- 不適切な動画内容を排除
- DMの受信範囲を制限
こちらも設定画面の「ペアレンタルコントロール」で、必要に応じて設定が可能です。
TikTokの身バレに関してよくある質問
TikTokの身バレまとめ
- TikTokで身元がバレる原因
- TikTokで身元がバレたときのリスク
- TikTokで身元を守るための対策方法
- プライバシー設定オフ機能
- ペアレンタルコントロール機能
TikTokは、自分の対策次第で安全に遊べるアプリです。逆に言えば、無謀な行為をすると大変危険なアプリとも言えます。
TikTokユーザーは今一度、自分の投稿内容を確認してリスク回避につなげていってください。
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