若者を中心に人気なTikTokですが、各企業からも人気を誇っています。つまり、TikTokを利用した戦略を求めている企業が増えてきたということです。
しかし、若い層が集まるTikTokで企業アカウントを作るメリットがあるのかわからない企業も多いと思います。
そこで本記事では、TikTokで企業アカウントを作る方法とメリットや注意点をまとめました。
TikTokで企業アカウントを作ろうかお悩みの方は、参考になる企業アカウントもご紹介していますので一度ご参考にしてみてください。
TikTokで企業アカウントを作るメリット
拡散力が高い
TikTokでは、ほかのSNSと比べてユーザーに認知されるまでの時間が圧倒的に早いです。
例えば、企業が面白おかしく宣伝したりインフルエンサーを起用した宣伝動画は興味を持たれやすく拡散されやすい傾向があります。
そのうえ、国内だけでなく海外にまで拡散される可能性もあり、国際交流につながることもあります。
他企業と差別化
人材や社風などを伝えやすい=人材募集になる
インフルエンサーを起用できる=相談依頼しやすい
TikTokの利用者(企業)が少ない=マーケティングのチャンス
こういったところに目をつけた企業が、差別化としてTikTokを活用し実践しています。
運用コストが無料
TikTokのビジネスアカウントは無料で利用できます。
動画撮影用のカメラや有料の編集ツールは、基本的にTikTokですべてそろうので必要ありません。
- 採用活動
- 広告・宣伝
- マーケティングツール
さらに、TikTokのビジネスアカウントでは上記のようなコストがかかるようなことが無料で行えるのでコスト削減にもなります。
若者からの認知度が上がる
TikTokは、比較的若い世代が利用しており認知度が上がりやすいと言われています。
また、Z世代と言われている現代の就活生の80%は、TikTokで「企業の動画」を見たことをきっかけに「企業に興味を持ったことがある」と回答しています。
そのうち、66%がTikTokで見た企業に「実際にエントリーした」という調査結果だったそうです。
TikTokで企業アカウントを作る方法
TikTokでは、個人アカウントとビジネスアカウントの2種類から選択することができます。
個人アカウント | いろんな方法で個人を自由に表現できるインフルエンサー向け |
ビジネスアカウント | マーケティングツールが豊富でビジネス向け |
企業アカウントを作成したい場合は、断然ビジネスアカウントがおすすめです。
加えて、ビジネスアカウントはインサイトの分析ができるので企業にとっては欠かせないマーケティングツールとなっています。
企業アカウントの作り方
- アプリストアからTikTokをダウンロードして開く
- 好きなカテゴリーを選ぶ(スキップ可)
- 上にスワイプor「動画をみる」をタップする
- 画面右下の「プロフィール」をタップ
- ほかのSNSと連携させてアカウント登録
- 誕生日を登録(※13歳未満は登録できません)
- プロフィール画面の右上にある三本線をタップ
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 「アカウント」をタップ
- 「ビジネスアカウントに切り替える」をタップ
- 活動内容に合ったカテゴリーを選択
- メールアドレスを登録(スキップ可)
- 自己紹介を80文字以内で追加(スキップ可)
これでビジネスアカウントの作成完了です。
また、プロフィール画面の右上の三本線をタップすると「ビジネススイート」からアカウントのインサイト分析が確認できるようになります。
TikTokで連携できるSNS
- LINE
- Apple(iPhoneの場合)
- カカオトーク
電話番号またはメールアドレス以外に、上記のSNSが連携可能です。
企業アカウントの作り方手順⑤の参考にしてみてください。
TikTokで企業アカウント運用の注意点
楽曲利用
- CDの音源
- 編曲や替え歌
- カラオケの音源
企業アカウントで動画を投稿する際に注意すべきポイントは、使う楽曲です。
これらは著作権問題に引っかかるので、著作者の許可を得てから利用する必要があります。
対象や目的
TikTokで企業アカウントを運用していく上で注意するべきポイントは、対象や目的を見失わないことです。
どのターゲット層にどんな企画でどのようなアプローチをしていくのか明確にしておく必要があります。
炎上リスク
TikTokの凄まじい拡散力は、紙一重です。時には、思わぬ形で炎上してしまうリスクもあります。
現代のネット時代は非常に窮屈になったため、どんな些細なことでも気を付けて発信していかなければいけません。
炎上対策として、投稿内容は投稿する前に必ず確認しましょう。
TikTokで参考になる企業アカウント5選
Lawson
@akiko_lawson 材料2つで簡単に出来ちゃいます😆 #ローソン #tiktokレシピ #マシュマロチョコ #マシュマロ #チョコ ♬ オリジナル楽曲 – ローソン
- オリジナル楽曲
- チャレンジ企画
- テスト品総選挙企画
- 商品の裏技・豆知識
- 商品のアレンジ・レシピ方法
- リニューアル商品・新商品の紹介
みんな一度は行ったことがあるであろう、大手コンビニ会社のローソン。
思わずローソンで買いたくなるような商品や試してみたくなる情報が盛りだくさんです。
UNIQLO
@uniqlo_jp @ookami_official トレンドのクロップド丈でスタイルアップ✨#彼とオオカミちゃんには騙されない のゆなこと星乃夢奈さんにシームレスクロップドブラキャミソールを着こなしてもらったよ😘コーデの詳細はコメントをチェック👀 #彼とオオカミちゃんには騙されない #彼オオカミ #ゆなたこ #ゆな🐙🌈 #星乃夢奈 #ユニクロ #uniqlo #クロップド #夏コーデ #トレンド#ユニクロコーデ ♬ オリジナル楽曲 – ユニクロ【公式】
- コーデ紹介
- 体型のお悩み
- 新商品の紹介
- ランキング発表
- 有名人とコラボ
- 同じ服の着回し術
- ハッシュタグキャンペーン企画
どんなシーンでも何かと助かるUNIQLO。
UNIQLOはスタッフを起用して撮影しており、UNIQLOの服をおしゃれに着こなしています。
コーデ紹介は、TikTokのショート動画ならではの使い方でとても参考になります。
C CHANNEL
@cchannel_girls #骨格診断 #ファッション #骨格ストレート #骨格ウェーブ #骨格ナチュラル #コーディネート #fashion ♬ April (No Vocals) – The Young Ebenezers
- 実践型
- メイク術
- スキンケア方法
- ランキング紹介
- 女性特有のお悩み解決
- ターゲット層を若者に設定
- プチプラ・バズコスメの紹介
メイク、ファッション、ネイル、ボディケア、料理レシピ…など女性向け情報発信のC CHANNEL。
TikTokのユーザーは若者中心であることからターゲット層はドハマりし、多くのいいねや再生回数を獲得しています。
また別のアカウントである「C CHANNEL FOOD」も運用しており、主に「食」を投稿していたりもします。
三和交通株式会社
@sanwakotsu 今日は相方と若手と3人揃ったのでやってみましたが結構揃っちゃってます相方はできてるー 私自身がやばいかも全力で踊ります # 三和交通 #踊るおじさん #毎日TikTok #fyp #SEKAINOIWARI #habit #habits ♬ Habit – SEKAI NO OWARI
- 有名人とコラボ
- 流行りのダンスに挑戦
- トレードマークをつくる
- ユニークな取り組みツアー企画
奇抜で攻めた企画が盛りだくさんのタクシー会社。
高齢化が進むタクシー業界の”中年男性”が、若者中心のTikTokに着手したことからギャップを生み、話題になりました。
TikTokでは取締役部長を中心にダンスを披露することで有名になり、テレビやニュースにも取り上げられています。
さらに、タクシーを利用するお客様や若手の人材採用が増え認知度も上がりました。
こちらでは、取締役部長の溝口さんのインタビュー記事が参考になります。
また、三和交通のTikTokはテレビ番組でも取り上げられるなど、世間の注目を浴びました。
ANA(全日本空輸株式会社)
@ana_allnipponairways 「AKB48、最近聞いた?〜一緒になんかやってみませんか?〜」 TVerで1週間見逃し配信中📺💙 #allnipponairways #成田空港 #制服 #fyp #CA #フライングホヌ #akb48 #元カレです#小栗有以 #千葉恵里 #向井地美音 #大盛真歩 #paku #テレ東 ♬ PAKU – asmi
- 実際の仕事風景
- 海外へ向けた発信
- テーマーパークの紹介
- オリジナルグッズの紹介
- ジェット機のイラスト紹介
- 大手企業や芸能人とコラボ企画
出演者と撮影編集は社員を起用しているため、よりリアルに社風が表現されています。
また、飛行機で旅行したくなるような投稿が豊富です。
現在はコロナウイルスの影響で制限がかかっている観光業や飲食業には、参考になるアカウントでもあります。
AKB48メンバーとのコラボ動画はTikTokに留まらず、Twitterでもバズりました。
TikTok企業アカウントについてよくある質問
TikTok企業アカウントまとめ
- 企業アカウントを作るメリットは大きい
- 企業のアカウントはビジネスアカウントがおすすめ
- 企業アカウントでは対象や目的を明確にした動画を投稿する
- ビジネスアカウントではビジネススイートでインサイト分析を確認
- 参考になる企業アカウントはそれぞれの強みを生かして差別化を図っている
TikTokで企業アカウントを作った企業が、成功の道へとつなげていっています。
とは言っても、企業アカウントを作っている企業はまだまだ少数です。
TikTokでチャンスをつかんで企業の成長につなげていきましょう。
コメント