TikTokの広告を運用することで、より高い宣伝効果やコンバージョン率を生み出すことができます。
一方で、どのような広告をだれを使用して運用するかなどといった条件で効果は劇的に変化します。そのため、広告運用のやり方が何より重要です。
そこで本記事では、いま大注目のTikTok広告運用について情報をまとめました。
TikTokの広告運用とは
TikTokは全世界で10億人以上が利用しているとされる大規模SNSです。さらに、他のSNSに比べて比較的利用ユーザーの年齢が若いことから、若者向けの広告を打ち出す企業が多いです。
さらに、最近では一般人がインフルエンサーになる流れが確立されたため、よりその広告の市場に沿ったピンポイントユーザーへの広告出稿も可能です。
ダウンロード数
アメリカの調査会社であるSensor Towerによると、22年1Qのダウンロード数はNo.1です。
Youtubeを超える速度でダウンロード数を伸ばしているのがTikTokです。にもかかわらず、Youtubeほど広告運用が積極的に行われていないイメージがあります。
TikTokの特徴
- タテ動画
- 豊富なBGM
- ショートムービー
以上を始めとして、ユーザーに短い時間で満足度の高い感覚を体験させるSNSです。
TikTokの短い動画を通じて有名になった人も多く存在し、地上波進出を果たし、タレント活動までつなげた方も輩出するほど影響力の高いアプリです。
広告出稿の問い合わせ
こちらよりTikTokの広告出稿ページにアクセスします。
スタートをタップし、目的や予算などをご選択いただくと、すぐに広告デザインのフェーズになります。そこでコンテンツを作成し、広告出稿の流れです。
TikTokの広告運用の種類
本項では、TikTokに出稿できる広告の種類を紹介します。
起動画面広告
左上が22年時の起動画面広告、右上が19年時の起動画面広告になります。現在では投稿風が多く、下記で紹介するインフィード広告のトップ掲示が起動画面広告です。
TikTokすべてのユーザーに届けることが可能な広告となっています。
インフィード広告
インフィールド広告とは、投稿される各動画の間に表示される広告動画です。インフィールド広告には、画像の赤枠のように「広告」と記載があります。
インフィード広告は、投稿の間に表示されるため、必ずしもユーザーの目に留まるわけではありません。また、投稿の何番目に表示させるかによっても広告費用が変わってきます。
Youtubeは強制的に5秒以上、ユーザーに広告を見てもらうことができますが、TikTokはスワイプされたら終了です。いかにユーザーの興味を引く動画を作成できるかが重要です。
ハッシュタグチャレンジ広告
企業 | ハッシュタグ |
---|---|
マクドナルド | ティロリチューン |
ドミノピザ | ドミノチーズ100万 |
丸亀製麺 | 食いっプリグランプリ |
UQモバイル | UQ3姉妹チャレンジ |
ミューズ | 手洗いチャレンジ |
ハッシュタグチャレンジとは、企業がハッシュタグを準備し、そのハッシュタグを使用した投稿を多くのクリエイターに使って登録してもらうことです。
過去には、上記のようなハッシュタグを使用して莫大な広告効果を発揮した事例もあります。
やはり、クリエイター全体が企業のハッシュタグを使って投稿してくれるため、投稿間の広告に比べて絶大な効果が期待できるのがハッシュタグチャレンジです。
【種類別】TikTokの広告費用
上記で紹介したTikTokの広告運用方法別に費用感をご紹介します。
起動画面&インフィード広告
広告の種類 | 費用 | 表示順 |
---|---|---|
起動画面 | 500万 | 起動時 |
TopView | 500万 | 起動後最初の動画 |
OneDayMax | 300万 | おすすめ欄の4番目 |
BrandPremium | 50万 | おすすめ欄の80番目 |
契約期間はいずれも1日単位になります。上記費用はあくまで目安です。
投稿内容に関しては広告の出稿者が自由に設定することができます。前述したとおり、一瞬でスワイプされてしまう可能性があるのがTikTok広告です。
初見の人が目に留まるようなそんなショートムービーを作成できるかどうかが広告効果に直結します。
ハッシュタグ広告
チャレンジプラン | 費用 | 表示機関 | バナー表示 |
---|---|---|---|
ベーシック | 800万 | おすすめ3日間 | – |
スタンダード | 1,500万 | おすすめ6日間 | 1日 |
ハッシュタグプラス | 1,700万 | おすすめ5日間 | 1~2日間表示 |
バトルハッシュタグ | 2,000万 | おすすめ3日目 | 3日間表示 |
ハッシュタグは、企業がハッシュタグを作成してクリエイターがそのハッシュタグを使用した動画作成をします。
つまり、勝手にインフルエンサーをはじめとした宣伝を各クリエイターがしてくれます。そのハッシュタグのセンスにも左右されますが、広告効果は絶大です。
TikTok広告のメリット
TikTokで広告出稿することで得られるメリットを紹介します。
若者向けリーチ
SNS | 利用率が高い年代 |
---|---|
TikTok | 10代 |
20代 | |
30代 |
TikTokの国内利用ユーザーで最も使用割合が大きい年代が10代と、かなり若い傾向になります。
そのため、戦略として若者世代をターゲットにしている企業はTikTokに広告を出稿することで、より高い効果が見込めます。また、LINEはどの年代も平均的に高い利用率を誇ります。
コンバージョン向上
- 電車広告
- 新聞広告
- 掲示板広告
以上のような広告は我々からみても、まさに広告!といったイメージが強いです。しかし、TikTokのインフィード広告は多くのコンテンツの流れに違和感なく混ざれることができます。
広告っぽくない広告動画を作成し、ユーザーにスワイプされることがなければ、よりコンバージョンにつながりやすくなるのは明白です。
知名度向上
TikTok広告のデメリットでもありますが、リンクを踏んでもらうための導線になりづらいという点があります。
例えばInstagramのストーリーであればリンクの位置が明確ですが、TikTokの場合はどこのリンクがあるのかといった部分が視覚的にわかりづらいです。
一方で、街中を歩いていると「この商品なんか見たことある」といった知名度を向上させる効果は絶大です。ハッシュタグチャレンジにおいては、私が知る中でも一番自然に知名度を向上できる広告手法だと思います。
TikTokの広告に関してよくある質問
TikTokの広告まとめ
- TikTokは全世界で10億人以上が利用する大規模SNS
- 若者世代の利用頻度が高いため、若者をターゲットにしたサービスの広告と相性が良い
- TikTokの広告には大きく分けて起動画面、インフィード、ハッシュタグチャレンジの3種がある
- TikTok広告を運用することでより高いコンバージョン率と知名度向上の効果を期待できる
- TikTokの広告は基本的に消すことができないが、特定の広告であればブロック可能
TikTokの広告運用は近年増加しています(脱毛やゲーム系の広告をよく私も見かけます)。
どのような誘導をするかなども企業の自由なうえに、どれだけみられるかもその動画次第と広告主に委ねられる部分が基本的に多いので、非常にPDCAが回しやすい広告でもあります。
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