にじさんじ甲子園とはコナミが発売している「eBASEBALLパワフルプロ野球2020」の栄冠ナインで育てたキャラクターを使用して、それぞれのにじさんじ所属ライバーが対戦する大会です。
にじさんじ甲子園はパワプロ制作会社のコナミも協力しており、優勝チームには様々な特典が付与されました。
そんなにじさんじ甲子園ですが、実は企画の発端は机上に所属していない個人勢Vtuberです。そこで本記事では、Vtuber界隈で最も熱いイベントとも呼び声高い「にじさんじ甲子園」について解説していきます。
にじさんじ甲子園とは
項目 | 回答 |
---|---|
企画名 | にじさんじ甲子園 |
企画立案 | 天開司 |
運営会社 | にじさんじ |
協力会社 | コナミ |
参加人数 | ※6名 |
開催日程 | 20年8月に第1回大会が開催 (その後、毎年開催中) |
にじさんじ甲子園とは、パワプロ栄冠ナインモードをゲーム内時間の3年間プレイして、その後対戦させる企画です。選手はすべてにじさんじライバーをもとに作成されています。20年8月に第一回大会の本戦が行われました。
パワプロ制作会社のコナミも本企画をサポートし、優勝チームへの特別報酬もゲーム内で付与されています。
企画立案
個人Vtuberの天開司が2019年1月に開催した、実況パワフルクズ野球がこの企画の大元です。最初は、椎名唯華と天開司の2人で行われていました。
しかし、2019年8月にVtuber甲子園を開催し、天開司はプレイヤーではなく、実況/解説の立場に回りました。そして変わりのプレイヤー(参加者)を事務所所属Vtuberから募りました。
2019年のVtuber甲子園では、事務所対抗戦のような形になり、選手育成の段階から多くのドラマを生みました。
これらを引き継いだのが「にじさんじ甲子園」です。にじさんじ甲子園となってから天開司は「スペシャルアンバサダー兼MC」として運営側に入りました。
参加人数
2020年 | 2021年 | 2022年 |
---|---|---|
椎名唯華 | 椎名唯華 | 椎名唯華 |
社築 | 加賀美ハヤト | 加賀美ハヤト |
舞元啓介 | 笹木咲 | 笹木咲 |
剣持刀也 | 葛葉 | 葛葉 |
リゼ・ヘルエスタ | 小野町春香 | リゼ・ヘルエスタ |
樋口楓 | 鷹宮リオン | イブラヒム |
– | 樋口楓 | レオス・ヴィンセント |
– | アンジュ・カトリーナ | ニュイ・ソシエール |
毎年、にじさんじを代表するVtuberが、それぞれの高校の監督という立場で6~8名出場します。
監督ではないにじさんじライバーは選手として作成され、ドラフト会議によってそれぞれの監督によって自チームに取るかどうかの判断がされます。
2023年は過去最大の10名の出場が決まっています。
開催日程
項目 | 開催日 |
---|---|
ドラフト会議 | 7/9(土)19:00~ |
前日特番 | 8/11(木)21:00~ |
本戦Aリーグ | 8/12(金)13:00~18:00 |
本戦Bリーグ | 8/13(土)13:00~18:00 |
決勝 | 8/14(日)18:00~22:30 |
2022年の開催日程になります。毎年夏に開かれ、7月上旬に告知がされております。
にじさんじ甲子園のルール/仕組み
にじさんじ甲子園のルールは、試合/ドラフトそれぞれルールと全体を通したルールが制定されています。詳細ルールは毎年発表されますが、2022年のにじさんじ甲子園で適用されたルールを掲載いたします。
ドラフトのルール
順位 | 決め方 |
---|---|
1~3位 | 入札制 |
4~7位 | ウェーバー制 |
8位以降 | ルーレット |
順位に応じて、選手の選出方法が異なります。
入札制とは、希望選手をすべての監督が同時に選び、被った場合は順にくじ引きをする制度になります(プロ野球のドラフト制度と同様です)。ウェーバー制は、単純に一人ずつ選手を選んで獲得できます。早いもの勝ちです。
また、他ルールは以下になります。
- 黛灰の指名は可能
- 天開司/ユードリックの指名は不可
- 地域も入札制度でのドラフトを実施
- 静凛は本人の意向によりルーレットでのみ選出
- 現在活動中で、名前の使用許可を得たにじさんじ所属ライバーが指名対象
- 育成期間中に新ライバーがデビューした場合は、適査ランダムに振り分ける
試合のルール
本戦は4人グループでABに分かれてリーグ戦が開催されます。
リーグ戦は総当たりで行い、勝ち点で順位を決定します。
→勝ち点は勝利で3、引き分けで1、敗北で0
→勝ち点が並んだ場合は得失点差で順位を決定
→得失点差も同じ場合は総得点、それも同じならじゃんけんで決定
- 本戦中の操作は選手交代指示のみ(打撃・投球・守備操作はオート)
- オート操作は打撃「ふつう」でそれ以外が「めちゃつよ」、調子「ふつう」固定
- 打席変更の指示はOK(スイッチヒッター持ちがまめねこ高校のみのため、実質レオス専用)
- リーグ戦は7回開催(コールドなし、延長なし)、順位決定戦及び決勝戦は9回開催(コールドなし、延長あり)
全体ルール
- 栄冠ナインによるチーム作成については、必ず配信を行うこと
- チーム作成期間は7月10日(日)から
8月7日(日)8月8日(月)で行う
→各監督のスケジューリングの問題や椎名の体調を考慮した舞元からの提案で期間が1日伸びた - 栄冠ナイン開始時のリセットについては2回までOK
- 栄冠ナインの開始年は2022年固定で2024年の夏までの3年間でチーム作成
- 転生選手やOB選手あり。
- 新年度での地域変更はなし。※地域ドラフト採用
- パワポイント使用によるアイテム購入は禁止、またプレゼントなどで受け取った栄冠ナインのアイテムも使用不可とする(栄冠ナインモード内でのアイテム購入は可)
にじさんじ甲子園全体を通したルールは上記になります。
それぞれ、実際の配信で発表されたルール通りに記載しております。
にじさんじ甲子園の過去の結果
2020年
順位 | 監督 | 高校 | 県 |
---|---|---|---|
1位 | 椎名唯華 | にじさんじ | 鳥取 |
2位 | 樋口楓 | VR関西圏立 | 大阪 |
3位 | 舞元啓介 | にじさんじ農業 | 宮城 |
4位 | 剣持刀也 | セイシャープネス | 東京 |
5位 | 社築 | 横須賀流星 | 神奈川 |
6位 | リゼ・ヘルエスタ | 王立ヘルエスタ | 静岡 |
初代王者は、天開司さんが本企画を始めたときからの参加者である椎名唯華さんでした!
決勝戦はにじさんじ高校の大逆転勝利ということもあり、非常に盛り上がりました。
2021年
順位 | 監督 | 高校 | 県 |
---|---|---|---|
1位 | 加賀美ハヤト | 加賀美実業 | 千葉 |
2位 | 椎名唯華 | にじさんじ | 兵庫 |
3位 | 笹木咲 | ヴィラン連合 | 大分 |
4位 | 鷹宮リオン | 私立帝華 | 大分 |
5位 | 樋口楓 | VR関西圏立 | 大阪 |
6位 | 小野町春香 | レインボール | 島根 |
7位 | 葛葉 | 神速 | 兵庫 |
8位 | アンジュ・カトリーナ | アンちゃん大好き | 大分 |
椎名唯華さんの2連覇を加賀美ハヤトさんが阻止しました!
2022年
順位 | 監督 | 高校 | 県 |
---|---|---|---|
1位 | リゼ・ヘルエスタ | 王立ヘルエスタ | 静岡 |
2位 | 葛葉 | 神速 | 大分 |
3位 | 椎名唯華 | にじさんじ | 島根 |
4位 | 笹木咲 | パンパカパンダ | 岩手 |
5位 | 加賀美ハヤト | 加賀美大附属 | 宮崎 |
6位 | イブラヒム | 帝国立コーヴァス | 鳥取 |
7位 | ニュイ・ソシエール | チョモランマ | 北北海道 |
8位 | レオス・ヴィンセント | 学園村立まめねこ | 愛知 |
リゼさんが優勝を果たしました!2020年の第一回大会では最下位でしたが、くやしさを晴らす優勝です!
また、椎名唯華さんは2022年でも3位入賞です。経歴実績ともににじさんじ甲子園を代表するVtuberです。
2023年
過去最大の10名の出場が決定しました。7月1日にドラフト会議が行われ、下記の出場者が決まりました。また、本大会はお盆期間の8月11日に始まります!
順位 | 監督 | 高校 | 県 |
---|---|---|---|
8位 | 樋口楓 | VR関西圏立 | 大阪 |
10位 | 剣持刀也 | 虚空学院 | 東東京 |
7位 | リゼ・ヘルエスタ | 王立ヘルエスタ | 静岡 |
2位 | 社築 | 横須賀流星 | 神奈川 |
1位 | 椎名唯華 | にじさんじ | 岩手 |
9位 | 五十嵐梨花 | 聖アザラシ学院 | 鳥取 |
6位 | 渡会雲雀 | 快盗学園 | 大分 |
5位 | イブラヒム | 帝国立コーヴァス | 宮崎 |
3位 | ニュイ・ソシエール | 勇者育成 | 三重 |
4位 | レオス・ヴィンセント | まめねこ工科 | 岡山 |
順位が決定しました!にじさんじ甲子園の母と呼び声高い椎名唯華さんが第一回大会以来の優勝です!にじさんじ高校を一番追い詰めたのが10位の虚空学院だったと思いますし、たくさんのおもしろい試合をありがとうございました!
にじさんじ甲子園の出場常連メンバー
様々な見方はあると思いますが、にじさんじ甲子園によく出場されているメンバーを紹介します。初めて見る方のご参考になれば幸いです!
椎名唯華
初代王者です。第二回大会で準優勝、第三回大会で3位と実績No.1プレイヤーになります。
4年連続となる4度目の出場を果たす椎名監督は、「にじさんじ甲子園の母」という異名で広く知られています。指名時に他の監督と被ったさいも、見事勝ち切る運の強さを何度も証明してきました。
高校野球で例えるなら:大阪桐蔭高校(平成・令和の圧倒的王者)
リゼ・ヘルエスタ
第三回大会王者です。2年連続3回目の出場となります。そのバランスの良さから、安定した上位進出が特徴です。
高校野球で例えるなら:東海大相模高校(甲子園に出れば強い)
樋口楓
第一回大会準優勝。樋口楓が2年ぶり3回目の出場となります。
第四回大会では、日常的に関わるライバーを指名しました。使用するVR関西圏立高校は、圧倒的王者・椎名監督が率いるにじさんじ高校のライバルとも言われています。樋口監督の指導力に、ファンは高い期待を寄せているでしょう。
高校野球で例えるなら:仙台育英高校(王者を食うもの)
にじさんじ甲子園まとめ
- にじさんじ甲子園とは、パワプロ栄冠ナインモードをゲーム内時間の3年間プレイしてその後対戦させる企画
- 個人Vtuberの天開司が2019年1月に開催した、実況パワフルクズ野球がこの企画の大元
- 毎年にじさんじを代表するVtuberが、それぞれの高校の監督という立場で6~8名出場
- 毎年夏に開かれ、7月上旬に監督として参加するメンバーの発表がされる(2020年から3年連続開催中)
- にじさんじ甲子園のルールは、試合/ドラフトそれぞれルールと全体を通したルールが制定(毎年若干異なります)
にじさんじ甲子園のルールや歴代の結果をまとめました。
自チームを作るための配信(栄冠ナイン)から非常に面白い内容となっています。自分が時間をかけたチームで戦う本番の舞台はより一層感動を生むでしょう。
2023年はどんなドラマが待っているのか、いまから楽しみです!!
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