TikTokは中国発のSNSアプリということもあり、危険性を疑われる機会も多いのが現状です。さらにはアメリカ元大統領のトランプ氏のTikTokダウンロード禁止令など、物議を醸した一件もありました。
そこで本記事では、TikTokの危険性や諸外国の今後の動向をまとめました。
TikTokを使用するユーザーの方が知っていて損はない内容になっているため、是非一度記事をご覧ください。
TikTokの危険性10選
TikTokの使用に際して、コンテンツの閲覧のみならば、リスクは非常に低いです。しかし、投稿やライブ配信といった発信活動を行うと、危険性は急激に上がります。
一旦オンラインや多くのユーザーがアクセスするプラットフォームに情報が拡散すると、その後の完全な削除は難しいことが多いです。一旦オンラインや多くのユーザーがアクセスするプラットフォームに情報が拡散すると、その後の完全な削除は難しいことが多いです。
下記では、TikTokが抱える主な危険性です。下記内容を認識したうえで利用をおすすめします。
悪質ユーザー
短編動画投稿アプリTikTokで知り合った小学5年の女児を脅して呼び出し、わいせつな行為をしたとして、警視庁町田署は9日までに、強制わいせつ容疑などで東京都府中市小柳町、会社員沢田龍裕容疑者(34)を逮捕した。
出典:JIJI.com
以上のニュースは2020年9月に起こった事件の一部を引用した者です。このようにTikTokを不適切に使用するユーザーが一定数いることが危険な要素の1つです。
SNSを通じた恋愛を目的とした利用が増える中で、執拗に接触を試みるネットストーカーのようなユーザーも増加しています。疑わしいユーザーやストーカー行為を感じた場合、迅速にブロックや運営チームへの通報を行いましょう。
年齢制限
TikTokは12歳以下のユーザーは使用禁止です。
12歳以下のユーザーが登録することは可能ですが、そのようなアカウントが発見された場合、運営側によって停止される可能性があります。年齢に関する制約だけでなく、TikTokにはその他の運営ポリシーや規約も存在します。
安全に楽しむためにも、規約をきちんと読み理解し、リスクを回避しましょう。
個人情報漏洩
動画を撮影するにあたって、背景などに映る映像には気を付けましょう。TikTokのトップクリエイターだけでなく、一般のユーザーも個人情報の流出や特定を防ぐために、常に警戒心を持って利用する必要があります。
さらに、ユーザーネームから実名が推測されることもあるため、アカウント作成時には実名や他の個人情報を避けた名前を選択することをおすすめします。
あなたが思っている以上に簡単に居場所は特定されます。充分に注意してください。
国際情勢
以上のようにアメリカと中国の対立がアプリにまで及ぶ可能性があります。ユーザー数の多いアプリのため、国際情勢が絡んでいくでしょう。
商用利用
TikTokを許可なく商用利用することは禁じられています。事務所に所属して収益化することや、企業案件の投稿自体は規制されておりません。
ここでいう商用利用とは、TikTokを企業のサービスに組み込む商用利用等です。本来であればTikTokが得る収益を横取りするかのようなビジネスは禁止されています。
度を越した撮影
- 有名になりたい
- 動画をバズらせたい
- 1人で多くの視聴者を笑わせたい
以上のような理由で過度な撮影をするのは控えましょう。
度を越した撮影で実際に命を落としてしまった事件もありました。
DM機能
DM機能を利用した出会いの強要やトラブルが散見されます。
さらに有名になれば、DM機能を使用した誹謗中傷コメントを貰うこともありますでの注意が必要です。
無断転載
TikTokの動画は様々なSNSに無断転載されています。
というのも、アプリ上で動画の保存が簡単にできます。
無断転載を確認次第、TikTok側か投稿者に削除申請しましょう。
顔出し投稿
インターネットの情報は一生残ります。その情報はあなたの人生を変えてしまうほどの力を持つでしょう。特に責任力を所持していない学生は親の許可なく顔出し配信は控えることを強くおすすめします。
TikTokはもちろん、他のSNSやインターネット上での情報の拡散後の完全な削除は困難です。このため、自らの姿を含む動画の投稿を検討する際は、そのリスクを十分に理解し、注意深く行動する必要があります。
転用されたり、意図しない方法で情報が流出した際の影響を考慮し、情報を公開する前にしっかりと確認をおこなうことが大切です。
海外産アプリ
人によっては国産のアプリではないところに危険性を感じているそうです。
たしかに、個人情報を中国の企業に渡していることは間違いないですが、その場合AppleやGoogle、Instagram、Xも使えなくなってしまうので、そこまで懸念すべき事項ではないと感じます。
TikTokを安全に使う方法
TikTokをより安全に使うためには、「非公開アカウント」にすることがおすすめです。第三者ユーザーに自らの投稿やお気に入り動画を発見されるリスクがなくなります。また、他にも承認済みのユーザーだけがフォローやいいねのアクションを行うことができるようになります。
これにより、不特定多数のTikTok利用者からのアクセスを避けることができ、よりプライベートな環境でTikTokを享受することができます。
- プロフィールアイコンを選択
- 右上の三本線のメニューアイコンをタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「プライバシー」セクションに移動
- 「非公開アカウント」のトグルをオンに変更
上記手順で非公開アカウントを作成できます。
DMを利用しない
基本的に第三者からのメッセージは無視しましょう。事務所に所属している場合は、事務所管理にすることもおすすめです。多くのトラブルの背後には、コミュニケーションの不手際や誤解があります。
たとえ注意深く行動していても、時には他のユーザーとの意見対立や感情的なやりとりに巻き込まれることがあるでしょう。そのようなトラブルを未然に防ぐための一つの方法として、積極的なコミュニケーションの頻度を控えることを考慮するとよいでしょう。
TikTokの今後について
TikTokとアメリカ/日本が今後どのような動きをしていくかといった観点でまとめました。
アメリカ
アメリカではトランプ元大統領によって、TikTokに対する規制が進んでいました。しかし、バイデン現大統領によって本方針は撤回されています。
日本
こちらに関してはあまり知られていない気がしますが、実は日本でもTikTok規制化の動きが進んでいました。万が一、アメリカで規制された場合は日本でも規制される可能性はあります。
TikTokの危険性に関してよくある質問
TikTokの危険性まとめ
TikTokや他のSNSは情報の拡散や完全削除が難しく、プライバシーリスクが伴います。特に、自宅付近での撮影などは慎重に行い、アカウント名にも実名を避けることが重要です。
TikTokでは非公開設定で限定的な公開が可能のため、安全面が気になる方は是非設定してみてください。
- 悪質ユーザー
- 個人情報漏洩
- 無断転載による著作権違反
- DM機能を使用した出会いを強要
- 中国アプリ(ビックデータ収集)
TikTokは主に以上のような理由から危険と囁かれます。また、最後のビックデータに関しては国家単位で脅威となる要素です。今後もTikTokの動向には注目していきたいと思います。
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