さまざまな目的や用途に合わせて使っている方が多いTikTok。
「SNSで人気になりたい」「自社商品を売り込みたい」「有名になって仕事をもらいたい」など、TikTokユーザーの中でもこのように考えている人も多いでしょう。
そこで本記事では、TikTokのプロモート機能についてまとめました。メリットやデメリット、使い方なども解説しているのでTikTokを効率よく伸ばしたい方は必見です。
TikTokのプロモートとは
TikTokには、”プロモート”という機能が搭載されています。
プロモート機能は、投稿した動画を多くのユーザーに見てもらうための宣伝ツールです。投稿した動画の再生回数やリーチ数を増やすことが可能になり、必然的にバズりやすくなります。
また、TikTokユーザーであれば企業や個人など関係なく利用することが可能です。例えば、TikTokをマーケティング目的で使っている人にはおすすめの機能と言えるでしょう。
プロモートとは
より多くの人に閲覧してもらうために、施策を推し進めるといった意味があります。
前述したように、マーケティング業界でよく使われる言葉です。
TikTokのプロモートを使うメリット4選
分析ができる
TikTokをマーケティング目的で使用している人には最適な機能です。
- 動画の視聴回数
- ターゲットの割合
- サイトのクリック数
- ターゲットの興味、関心度
- プロモート機能に使った費用
- プロモート機能を使って生じた結果
例えば、上記のような内容を数値化して分析することができます。
つまり、伸びた点や改善点、課題点などがわかりやすくなり、商品の売り込み方法がより明確になります。
ターゲットを絞れる
TikTokのプロモート機能を使うと、「年齢」「性別」「興味・関心」などの細かいターゲティングが可能になります。
ターゲットを絞ることは興味・関心のあるユーザーを狙えるため、効率よく知名度を高められます。
また、国内だけでなく海外ユーザーにもアプローチができるため、外国語のキャプションやハッシュタグをつけておくと海外ファンも増えやすくなるでしょう。
フォロワーが増える
プロモート機能を利用することによって、フォロワー以外の人のタイムラインやおすすめ欄にも自分の投稿を表示させることができるようになります。
つまり、認知度が高まり興味を持ったユーザーからのフォローが増えやすくなるでしょう。
自社サイトに誘導しやすい
投稿する動画に商品やサービスの紹介や宣伝をすることで、必然的に自社サイトへと誘導しやすくなります。
そのため、商品やサービスの魅力がユーザーに伝わるような動画を投稿することが重要です。ユーザーの購買意欲を高められるような工夫をした投稿であればより良いです。
TikTokのプロモートを使うデメリット3選
結果が出るかわからない
- 商品の申し込みや購入が増えた
- 自社サイトへのアクセス数が増えた
- TikTokのアカウント自体がバズった
- 商品の購買意欲を高めるための方法になった
ここで言う”結果”とは、上記のような内容が挙げられると仮定します。
こうした結果を求めて、自社商品の宣伝やマーケティング目的等でプロモート機能を使う人は多く存在します。
しかし、プロモート機能を使ったからと言って必ずしも結果が出るとは限りません。
さらに有料機能のため、何かしらの変化が出なければデメリットに感じてしまうこともあるでしょう。
結果を出すには、できるだけクオリティの高い宣伝動画に仕上げることが重要です。
ステマ扱いされやすい
ステマとはステルスマーケティングの略語で、商品の宣伝やPRであることを消費者に隠したり偽ったりして行われるマーケティング手法です。
TikTokのプロモート機能には広告であることが明記されているため、ステマにはなりませんが怪しさが増すとステマ扱いされてしまう場合もあります。
こうしたことで炎上につながるリスクも考えられるので注意が必要です。
楽曲の制限がある
著作権に引っかかるような楽曲を使用している動画には、プロモート機能は使えません。
プロモート機能が使える楽曲は、オリジナル楽曲か商用目的で使用できる楽曲のみとなっています。
TikTokのプロモートは有料か
TikTokのプロモート機能は課金制のため有料です。しかし、広告や宣伝をする分には比較的安価のため、低予算で配信できることはメリットとも言えるでしょう。
また、使っている端末によって支払方法が異なります。
条件
- androidは現金払い
- iPhoneはコイン払い
- 1コイン=約1.85円
- 1インプレッション=約0.1~0.2円
- 1日あたり約647.5円(最低利用額は350コイン/24時間)
プロモート機能には、上記の条件が決まっています。ただ1日で計算すると、「高くて釣り合わない」といった感覚をお持ちの方が多いことは事実です。
また、上記の費用は、通貨や地域によって異なることがあります。
TikTokのプロモートの審査が通らない理由
アカウントの設定問題
TikTokのアカウントを”ビジネスアカウント”にしていなければ、審査が通りません。
- プロフィール画面右上の三本線をタップ
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 「アカウント」をタップ
- 「ビジネスアカウントに切り替える」をタップ
- 手順通りに従って完了
これでプロモート機能を使用できるようになるでしょう。
あとは、「クリエイターツール」から”プロモート”を確認することができます。
審査要件に達していない
- 18歳以上である
- TikTokのアプリのバージョンが18.5以上である
- TikTok広告ポリシー、プロモートの利用規約、プロモートの支払い規約、プロモートのプライバシーポリシーに同意する
そもそも審査以前に、これらの要件を満たしていなければ、プロモート機能を利用することができません。
プロモート機能を使う前に確認しておきましょう。
TikTokのプロモートの使い方/活用方法
プロモートの設定方法
- プロモートしたい動画を選択
- 画面右下の「…」をタップ
- 「プロモート」を選択
- プロフィール画面右上の三本線をタップ
- 「ビジネススイート」または「クリエイターツール」をタップ
- 「プロモート」を選択
プロモート用の動画を事前に投稿しておく必要があります。
プロモート機能の設定
- 動画視聴数増加
- フォロワー数増加
- ウェブサイト訪問数増加
プロモート機能の設定では、上記の3つの中から利用目的を選択しましょう。
オーディエンスを選択
カスタム | 自分でターゲット設定可能(性別、年齢、興味・関心) |
デフォルト視聴者 | TikTokの運営側が自動でターゲットを設定 |
リーチさせたいターゲットに合わせて選びましょう。
費用の設定
1日にプロモート機能を使う予算と期間を設定します。2点を決めると、推定動画視聴数が確認できるようになります。
初めてプロモート機能を使う方は、1,000〜2,000円程度と少額からスタートするパターンも多いようです。
TikTokのプロモートについてよくある質問
TikTokのプロモート機能まとめ
- プロモート機能は有料である
- プロモート機能を使うにはいくつかの要件がある
- プロモート機能はメリットもあればデメリットも多い
- プロモート機能を使うには事前に動画を投稿しておかなければいけない
- プロモート機能はマーケティング目的や商品の売り込みなどで使われることが多い
TikTokのプロモート機能は、うまく使いこなせばデータが数値化されるため便利なツールです。
しかし、投稿する動画のクオリティが低ければ無駄になってしまうでしょう。
そうならないためにも、本記事を参考に注意すべき点には気をつけて活用してみてください。
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