2015年12月よりサービスを展開し、多くの芸能人やモデルも利用していたLINELIVE(ラインライブ)が2023年3月31日をもってサービスを終了しました。
当サイト経由でもかなり多くのお問い合わせをいただき、LINELIVEをおすすめしたライバー希望者も多いだけに、非常に残念に思います。
そこで本記事では、LINELIVEのサービスが終了してしまった理由や今後の配信市場について触れていきます。
LINELIVEのサービス終了について
項目 | 回答 |
---|---|
リリース | 2015年12月~ |
運営会社 | LINE株式会社 |
終了日 | 2023年3月31日 |
有料コイン | 払戻し |
払戻フォーム | https://live-refund.line.me/ |
23年1月、LINE株式会社よりLINELIVEおよびLINE LIVE-VIEWINGのサービス終了が発表されました。終了に伴い、有料コインは上記フォームより申請することができます。
終了スケジュール
内容 | 期日 |
---|---|
発表日 | 1月13日 |
DL停止日 | 2月28日 |
前払支払手段停止 プレミアムチャンネルの入会、更新終了 | 3月1日 |
サービスの終了 | 3月31日 |
払戻申出の受付開始日 | 4月5日 |
払戻申出の受付終了日 | 7月5日 |
サポート対応終了日 | 9月29日 |
つまり、有償コインをお持ちの方は23年の7月までに手続きが必要になるため、注意しましょう!
払戻し手順
- 払戻し申請フォームをひらく
- LINE LIVEで利用していたアカウント(LINE、Twitter、Apple ID)にログイン
- 「払戻し開始」ボタンを選択
- 表示された「認証コード」をコピー
- 「入力画面へ」を選択
- 入力画面にて振込口座情報を入力
- コピーされた「認証コード」を入力
- 「確認」ボタンを選択
- 「登録」ボタンを選択
上記手順で払戻申込が可能です。またLINEポイントの未受け取り分についても手続き可能です!
払戻し方法
「GMO-PG送金サービス」を利用します。
そのため、GMOペイメントゲートウェイ株式会社のページで振込に関する必要情報を入力する流れです。
LINELIVEはなぜサービス終了した?
LINE株式会社はサービス終了の理由として、下記内容を発表しています。
昨今のインターネット市場の変化に伴い、経営資源の集中を行うべく、2023年3月31日(金)15:00をもちましてサービス提供を終了
出典:LINELIVE
本記事では、サービス終了の真意について私なりに考察してみました。下記は個人的意見になることだけご理解ください!
利益率/成長率
正直、LINE株式会社ほどの規模、売上を持っている会社であればLINELIVEを続けること自体は容易だったはずです。
しかし、ビジネスである以上、売上を重視しないといけません。その点においてLINELIVEの利益率は年々下がっている可能性が高いです(他アプリの現状など総合的に鑑みて)。
将来、この売上が改善できる施策もなく、その余地も見出せないことがサービス終了に直結したのではないでしょうか。
競合他社
コロナによる在宅需要の増加によって急成長した配信事業。いまでは数多くの配信アプリがリリースされ、多くのライバー事務所が設立されました。
しかし、多くの運営企業が売上は低下傾向にあります。
そんな競合他社の状況を踏まえると、市場が飽和状態であることは伺えます。
世間からの評価
世間的に、ライブ配信のビジネスモデルの中心である「投げ銭」に対して厳しい評価をする風潮になってきたと思います。LINE株式会社は元々上場企業(20年12月に上場廃止)です。
そのため、一般的な企業に比べて、世間的な評価は気にしなければなりません。
そんななかで、下記のような事件が起きるなど、配信事業に対する向かい風となる事件が多発している状況は、少なくともサービス終了の意思決定を後押ししてしまったかもしれません。
今後のライブ配信業界
市場の縮小
多くの配信関係者、事務所代表と会話させていただきますが、やはり配信界隈全体として縮小傾向にあります。
リアルライバーに対応する事務所がサービスを終了するパターンや、今回のようにアプリ自体がサービスを終了してしまうことも増えてきました。そして何より、国内最大手プラットフォームである「pococha」の売上は伸びていません。
個人的には、アフターコロナで売り上げが下がってないこと自体が凄いと思ってます
バーチャル化
昨今、バーチャル配信アプリに対応するライバー事務所が急増しています。
また、顔出しをしたくないユーザーも初めやすいことからライバー数も増加中ですそして何より、「みてみたら思ったよりハマった」というリスナーが非常に多い印象を受けています。
事務所の売上なども内々に教えてもらうことがあるのですが、バーチャル市場はアツいです。
競争の激化
限られた市場に対して多くのアプリ、事務所が飽和している状態にあります。
ユーザーが集まるところが生き残り、過疎が進むアプリが撤退を余儀なくされる状態でしょう。全体のユーザー数に対してアプリ、事務所が多いことは私自身も感じております。
今後生き残る配信アプリ3選
TikTok
タテ型ショートムービーアプリとして世界的なSNSとなったTikTok。そんなTikTokが数年前にライブ配信事業にも参入しました。参入当初は非常に限られたユーザーのみしかライブ配信ができませんでした。
しかし現在では、事務所にさえ所属すれば誰でもライブ配信可能となっております。
他のライブ配信アプリが投げ銭ギフトに収入が依存していたのに対して、圧倒的に案件やアフィリエイトといった収益モデルの種類が異なります。
ライブ配信をきっかけとしたインフルエンサー化を最もしやすいアプリです。
そこで当サイトでは、TikTokを用いたインフルエンサー育成プログラムをリリースしております。簡単に紹介すると、事務所に所属していただき、ノウハウに基づいた配信をしてもらう内容です。
当サイトから月に100万円以上稼ぐTikTokインフルエンサーも数人輩出しております!ご興味ある方は是非公式LINEへお問い合わせください!
Pococha
いまでは国内最大級のライブ配信アプリになりました。
市場全体として下降傾向にあるなかで、売上を維持しています。日々変動するライバーランク制度や時間ダイヤによってライバーの収益モデルが確立されているため、月に数百万円以上稼ぐ方も健在です。
一方で、毎日変動のランクに疲れてしまうライバーも多く、引退ライバーも少なくありません。
ライバーという職業に向き合いたい方や一度ライバー適正を試したい方におすすめです!
事務所に所属したくないライバーはポコチャを始めよう!
Pococha(ポコチャ) ライブ配信 アプリ
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IRIAM
2Dモデルを使用したバーチャル配信アプリです。
Pocochaを運営する株式会社DeNAに買収されて以降、IRIAMにおいても時給制度やランク制度によってライバーの収益モデルが確立されました。
以降、数多くのライバー事務所が対応し始め、いま一番ライバー数を増やしているバーチャル配信アプリではないでしょうか。一方で、2Dモデルを作成するのにお金がかかったり、配信ノルマがあったりする場合があるため、注意です。
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LINELIVEのサービス終了に関してよくある質問
LINELIVEのサービス終了まとめ
- 2023年3月31日をもってLINELIVEのサービスは終了
- 有料コインに関しては払戻対応が行われている
→https://live-refund.line.me/(払戻フォーム) - 払戻フォームの入力期限は23年7月5日まで
- LINELIVEはインターネット市場の変化に伴う経営資源の集中を理由にサービスを終了
- ライブ配信業界全体的に縮小傾向にあるが、一部のアプリは現在も成長を続けている
LINELIVEに関係するみなさま、約7年間おつかれさまでした。そしてありがとうございました。
多くの芸能人がアプリを利用しているからか、リスナーからの問い合わせが非常に多かった印象があります。
好き勝手書かせてもらったり、対応事務所と関わらせてもらったりしたなかでも優しく接していただき感謝しております。たくさんお世話になりました!とても楽しかったです!
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