回線が遅い…
どう測るの?
目安速度が知りたい
雑談形式のライブ配信やバーチャル配信、ゲーム配信など、昨今「配信」をする方は急増しています。
しかし、配信者(ライバー)側の回線が遅いと、視聴者(リスナー)側はそもそもで視聴ができません。
一般的には「クソ雑魚回線」などと表現され、そもそもでリスナーが増えない原因になります。
そこで本記事では、回線速度の目安や測り方について紹介していきます。
回線速度とは
項目 | 回答 |
---|---|
用語 | 回線速度 |
単位 | bpsとB/s |
変換 | bpsはB/sの8倍 |
一般的な快適速度 | 10Mbps~30Mbps |
回線速度とは、データを送る速度を表した言葉です。bpsとB/Sという単位で表現されます。
また、インターネット上に情報をアップロードするための上り回線と、メールや動画視聴などの情報をもらうための下り回線の2種類があります。
配信者は、常に情報をインターネット上に送り続けるので、上り回線が重要となります。
回線単位(bpsとB/S)
単位 | 回答 |
---|---|
bps | ビット毎秒。1秒間に何ビット転送できるか |
Bps | バイト毎秒。1秒間に何バイト転送できるか |
1バイト=8ビットになります。また、K(キロ)M(メガ)G(ギガ)といった大きさで略されることが多いです。
回線遅延の事例
某有名Vtuberプロダクションに所属するVtuberの初回配信おいて、回線の遅延により多くのリスナーが視聴できず、謝罪会見まで開催したことがあります。
その謝罪会見でも回線の遅延が生じ、回線途中に切断されたことで話題を呼びました。
- 何を言っているかわからない
- 言葉の途中で切れてしまっている
- 回線くらいしっかりとしたもの使え など
元の初回配信では、上記のような厳しいコメントが多く寄せられました。
その上の、謝罪会見で回線落ちなので、リスナーからはより多くの不満な声が寄せられました。
【動画】回線速度について
回線速度が遅いとどうなってしまうのか、対処法と共に動画でもご解説いただいております!
ライブ配信/ゲーム配信の回線目安
配信カテゴリー | 回線目安 |
---|---|
ライブ配信 | 10Mbps以上の安定 |
ゲーム配信 | 30Mbps以上の安定 |
バーチャル配信 | 10Mbps以上の安定 |
基本的に、5Mps以上あれば配信はできます。
ただ、ゲーム配信の場合は、OBSにつないで配信する場合が殆どだと思います。
OBSの設定の際にビットレートやフレームレートなどを設定するのですが、それは配信サイトによってもゲームの種類によっても異なります。そのため、30Mbpsと高く見積もっています。
OBS設定
家庭側のネット回線ではなく、OBSを使った配信の際の注意点を紹介させていただきます。
ゲーム配信(YoutubeやTwitchなど)サイトの多くでは、配信サイト側にビットレート上限が設けられています。
この上限を守らないとかえって配信が不安定になるので注意してください。
例)Twitchの場合、3,000kbps~6,000kbpsのビットレート設定
→つまり、OBSの設定は6,000kbpsまでを上限として設定
ライブ配信の通信速度の測り方
- こちらからSpeedtestをひらく
- Cookieを許可する
- 「GO」ボタンをクリック
→画面中央にあります - 測定完了
測定が完了すると、上記画像のように上り下りをそれぞれの回線速度がでます。赤枠が上り回線速度です。
回線 | 速度 |
---|---|
上り | 23.3Mbps |
下り | 218Mpbs |
私の場合、上記のようになります。配信はできますが、ゲーム配信は不安が残りますね。
回線速度に関してよくある質問
ライブ配信/ゲーム配信の回線速度まとめ
- 回線速度とは、データを送る速度を表した言語
→遅いと配信が快適にされない - 回線には上りと下りの2種類が存在し、配信者は上り回線が重要
- 回線単位はbpsとB/Sが使用される(ビットとバイト)
- 100Mbps以上あれば、どの配信形態でも快適な配信が可能
- 回線速度はSpeedtestを使用することで簡単に計測できる
回線速度は、配信者にとって非常に重要です。
この点をおろそかにしてしまうと、いくら配信の内容が面白くてもリスナーが付きません。
Speedtestで10Mbpsにも届かない方は明らかに配信に不適合な環境なので、Wi-Fiの交換を検討しましょう。
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