ライブ配信は病む?
向いてない人の特徴は?
ライブ配信はリスナーからギフトをもらい、その結果に応じて様々な対価を得られる特徴があります。
つまり、リスナーはライバーに少なからずお金を使用する必要があります。
また、競争社会の象徴となるような世界のため、人間関係でも悩みを抱えるライバーが多いです。
以上のようなことから、病んでしまうライバーは少なくないです。そこで本記事では、そこに焦点を当てて所感をまとめましたので是非最後まで記事をご覧ください。
ライブ配信で病む5つの理由
人間関係
- リスナートラブル
- 別枠で言われる悪口
- 仲良いライバーに持ち逃げされるリスナー
自分では仲が良いと思っていても、実は裏で悪口を言われていたり、コラボと称して既存リスナーの持ち逃げをたくらんでいたりと、何かと人を信じづらい世界です。
以上の現象が多く発生すると、孤独感や無力感に襲われ、体力を消耗し、最終的に引退するライバーも多いです。
ビジネスモデル
アプリ | ビジネスモデル |
---|---|
17LIVE | 完全成果型 |
Pococha | ランクメーター(日) |
BIGOLIVE | ランク変動(月) |
17LIVEは完全成果型で何か縛りがあるわけではありません。
しかし、ポコチャでは日々変わるランクメーターを気にする必要があり、BIGOLIVEでは月ごとのご自身のランクを常に気を付ける必要があります。
楽して稼げると思われる方は多いですが、実態はそんなことないです。
17LIVEの時給はある事務所の影響で廃止されたよ
安定しない
毎日、毎月配信しないといけない上に、リスナーさんに都度有料ギフトを投げてもらわないと収入は安定しません。
つまり、やっても絶対にもらえるわけではない且つ大切なリスナーのお財布の負担に依存した稼ぎです。
その事実を割り切れない限り、精神的にかなり厳しい世界となっています。
積みあがらない
どんなにどんなに頑張っても、その日あるいはその月に結果(ランク)がリセットされます
古参が得するような世界ではありません。(古参としてアプリを引っ張っている方もいますが、ごく一部です)
喉がしんどい
配信中はずっと喋ります。それも人気になればなるほど不特定多数の人に。
何時間連続を何日も続けていると、なかなか声が出なくなってきます。
それは体調にも直結し、体調不良を訴えるライバーを何人も見てきました。
ライブ配信が向いていない人の特徴
優しすぎる
リスナーを大切にする気持ちはとても重要です。
しかし、優しすぎるがあまり「私なんかにそんなギフト投げなくて良いよ」などといった発想や考えを持ってしまうライバーがたくさんいます。
上記の感情は決して悪いものではないと思いますが、ライブ配信で稼ぐことを目的とする場合は矛盾が生じます。
そこに耐えられずに引退するライバーを多く見てきたので、個人的に優しすぎる人はライブ配信に向いてないです。
楽して稼ごうとしてる
前述しましたが、毎日、毎月単位で今月稼げるかどうかの不安に襲われます。
また、例えばビゴライブの場合、前月のイベントで優勝し、多額の収入を獲得したとしても、翌月にはまた0からのスタートとなります。
楽して稼ぐことを目的として配信を始める方が多いですが、それはごく一部(元々インフルエンサーや他のライバーとは違う圧倒的な強みを持っている方)です
メンタルが弱い
- 癖が強いリスナーの相手をしないといけない
- セクハラ/パワハラ/悪口/愚痴などのネガティブワードが多い
- 信頼していたライバー仲間に自分のリスナーを持ち逃げされる など
以上はほんの一例ですが、かなり心が削られる事象が多いです。
このイベントで優勝するために、多くのリスナーが協力してくれたけど、直前でライバルが追い込みギフトをしたことでギリギリ優勝できなかった。など。
マネジメント側の我々ですら、心が痛む出来事はざらに起こります。
病みやすいライブ配信アプリランキング
1位 Pococha
ランクメーターと呼ばれる日々変動するランクによって時給が変動します。
おやすみチケットなどでメーターが止まる対策はありますが、そもそもでおやすみチケットの所持上限があるため、まるで仕事のような感覚に陥りやすいです。
そのメーターのために、日々リスナーにギフトをおねだりするのがしんどくなるライバーは少なくありません。
2位 IRIAM(VLiver)
IRIAMに限らず、VLiverを巡ったリスナートラブルは非常に多いです。
配信者と特定のリスナーがプライベートで会っていたり(事務所によっては禁止)、厄介なリスナーをブロックしたことで他SNSで付きまとわれたりとその原因は様々です。
また、IRIAMは去年株式会社DeNAに買収され、ランクメーター機能を実装しているため、2位としました。
3位 BIGOLIVE
ビゴライブは毎月累計でどれだけギフト(ビーンズ)をもらえるかで時給報酬が決まります。
その月に10万稼ぐランクに到達しても、翌月はまた0からのスタートです。
まとめ
- ライブ配信はリスナーからギフトをもらい、その結果に応じて様々な対価を得ることができる
- 良くも悪くも、リスナーからもらう投げ銭がライバーの収益の柱となっている
- アプリにもよるが、毎日/毎月ランクが変動するので、不安とは隣り合わせのビジネスモデル
- 信じていた人に裏切られた感覚になることもよくあり、人間関係のトラブルは後を尽きない
- ライブ配信アプリは稼げるが、決して楽して稼げるものではないので注意
ないよりライブ配信は毎日の配信、毎月の配信によって何か積み上がるわけではないといったところが一番厳しい点だと感じています。
インフルエンサー等の付加価値を付けることができれば、話は別ですが、ライブ配信アプリでこの先ずっと安定するような安心感を得ることはできません。
一時的な所得を狙った趣味程度なら病みづらいですが、その程度の本気度だと稼ぎづらい。簡単なようでとてつもなく難しいのがライブ配信アプリの実態だと思っています。
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