各国で便利なSNSとして人気なYouTubeですが、現代では収益化を図る人が増えました。
しかし、YouTubeで収益化を目指すことは容易なことではなく複雑な条件が存在します。そこで本記事では、YouTubeで収益化する条件や方法についてまとめました。
YouTubeで収益化を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeの収益化の仕組み
YouTube動画投稿における収益化は、公開動画に広告を掲載することで収益が発生しています。つまり、広告主からYouTubeに”広告掲載料”が支払われ、YouTubeから投稿者に対して収益の一部が支払われるという仕組みです。
広告主の規模にもよりますが、料金相場としては1再生あたり0.05〜0.7円ほどと言われています。8分以上の長尺動画は再生単価0.3〜0.5円が目安です。
収益は、動画に掲載された広告がクリックされたときや規定の再生時間に達したときに発生します。
YouTubeで収益化する条件
収益化ポリシー
- 著作権
- 利用規約
- コミュニティガイドライン
- Google AdSenseプログラムポリシー
- 広告掲載に適したコンテンツのガイドライン
YouTubeで収益化を行う場合は、上記の5つのポリシーを遵守する必要があります。
判断基準としては、子どもが視聴しても健全なチャンネルかどうかで見極めるのがベストです。
YouTubeの審査担当者が定期的にチャンネルを確認しているため、違反した場合はメールにて通知が届くようになっています。
パートナープログラム
- チャンネル登録者数1,000人以上
- 公開動画の総再生時間が直近12ヶ月間で4,000時間以上
- 有効な公開ショート動画の視聴回数が直近90日間で1,000万回以上
YouTubeパートナープログラム(YPP)を利用すると、長尺動画やショート動画に掲載される広告やYouTube Premium利用者の視聴から収益を得られるようになります。
つまり、YouTubeで収益化するために必要なサポートです。
上記3つの条件を満たしているクリエイターは、YouTubeパートナープログラム(YPP)の参加資格を得られるようになります。
Google AdSenseアカウント
Google AdSenseとは、Googleが提供している広告配信サービスのことです。Googleが提供している広告を動画に掲載することで、広告クリック数や視聴時間によって収益が発生します。
そのため、YouTubeで収益が発生した場合はGoogle AdSenseのアカウントが必要になります。
ただ、AdSenseの審査条件のハードルは高く、合格基準は公開されていません。
もし、審査に通ったらYouTubeのアカウントとGoogle AdSenseのアカウントを関連付けて収益を得られるように設定しましょう。
YouTubeで収益を受け取るための申請方法
収益を有効化
YouTube Studioのメニューから「収益受け取り」の欄を選択してください。
YouTubeパートナープログラム(YPP)の参加条件を満たしていれば、「パートナープログラム利用規約を確認する」という項目が表示されます。
表示された利用規約を読んで完了すれば収益の有効化が可能です。
Google AdSenseの紐づけ
- YouTube Studioにログイン
- 左欄の「収益化」を選択
- 「Google AdSenseに申し込む」カードの「開始」をクリック
- メッセージが表示されたあと、YouTubeアカウントのパスワードを入力
- AdSenseに使用するGoogleアカウントを選択
- AdSenseにログイン
- ページ上部に表示されているメールアドレスが正しいか確認
- アカウントの設定を継続して連絡先情報を入力
- AdSenseアカウントの申請を送信
YouTubeで収益化する条件をクリアしたあとは、Google AdSenseのアカウントとYouTubeチャンネルを紐づけする必要があります。
上記の手順が完了してYouTube Studioに戻るとAdSenseアカウントの申請が受理されたことを確認するメッセージが表示されます。
承認通知はメールで届くので、数日間は確認しておきましょう。
収益受け取り申請
YouTubeの広告収入は、YouTubeパートナープログラム(YPP)で紐づけしたGoogle AdSenseのアカウントから受け取れます。
Google AdSenseの「お支払い」ページから銀行口座情報を入力して収益を受け取りましょう。
YouTubeの収益化方法/稼ぎ方5選
企業PR案件
YouTubeのチャンネルが人気になると、企業からPR案件の依頼がくることがあります。仕組みとしては、企業が配信者に一定の広告宣伝費を支払うようになっています。
例えば、企業の商品をおすすめして宣伝したり、サービスの紹介などが主な内容です。
費用相場は配信者の影響力やチャンネルの規模によって変わりますが、だいたい1万円〜1,000万円と幅広いです。
アフィリエイト
アフィリエイトは、成果報酬型の広告です。
チャンネルで紹介した商品などのリンク先を紹介文に張り付けておくことで、購入者が増えて収入が発生するといった流れになります。
例えば、ひとつのことに特化したチャンネルであれば、収益を得やすい方法かもしれません。
スーパーチャット
スーパーチャットとは、ライブ配信を行った際に視聴者が配信者に対してお金を送って支援する機能です。
一般的には「スパチャ」や「投げ銭」とも呼ばれています。
こちらも別の記事でYouTubeライブ配信の収益化についてまとめていますのでご覧ください。↓
※ふぇいさん、未公開の「ライブ配信収益化する方法」の記事を挿入するタイミングにベストかなと思います!
スーパーサンクス
スーパーサンクスとは、スーパーチャット(投げ銭)と似た機能で視聴者が配信者に感謝や応援の気持ちをお金に変えて伝えることができる機能です。
スーパーチャットとの違いはライブ配信だけではなく、通常の動画でも利用できるという点です。
金額は数百円〜数千円まで送ることができます。
チャンネルメンバーシップ
YouTubeのチャンネルメンバーシップは、月額制のファンクラブのような仕組みです。チャンネルメンバーシップに加入するとメンバー限定の特典が提供されていることから、ファンが登録することが多いです。
月額料金の設定は90円〜12,000円の範囲内で配信者が決め、その収益の約7割が配信者へと支払われるような仕組みになっています。
視聴者から月額料金をもらえるため、配信者にとっては毎月の固定収入となります。
しかし、チャンネル登録者数が3万人以上であることが条件とされているため、まずはクリアする必要があります。
YouTubeの収益化に関してよくある質問
YouTube収益化条件まとめ
- YouTubeで収益化する方法はいくつもあるが条件も多い
- 再生単価の料金相場としては1再生あたり0.05〜0.7円ほど
- YouTubeの収益化は、公開動画に広告を掲載することで収益が発生している
- 広告主から支払われる”広告掲載料”は、YouTube側と動画投稿者側とで分配される
- YouTubeで収益化を図るにはYouTubeパートナープログラム(YPP)に参加する必要がある
YouTube収益化の条件はいくつもあり、簡単なことではありません。
条件だけでなく、ルールも多いのでそれなりの根性も必要になります。
しかし、実際にいまからYouTubeをはじめて稼いでいる人もいます。
だれかの役に立つ分野で、需要のある配信を継続すれば必ず伸びるため、本記事で紹介した条件をひとつずつクリアしてみるところからまずは始めてみてください。
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